踊る大捜査線3

今日は東宝系の映画館が1000円で入れる日なので、踊る大捜査線3を見てきました。あまり多くを語ることはやめておきますが、1000円の価値すらないですね。7年待たせてこれかよ(#-_-)。



ただの「空気の読めない賑やかし」に成り果てた署長・副署長・刑事課長。「スリー・アミーゴス」なんていう一括りの呼び方で呼んだのが運の尽きですかね。
7年前と同じひょうきんな振る舞いが年齢を重ねた渋い顔に似合わない青島さん。10年経ってもまだ「恋人候補未満」みたいなすみれさん。いくら人気シリーズだからって、ここまで昔と同じようにやってちゃだめでしょ。
日向真奈美(最初の映画版で小泉今日子が演じた犯人)、昔はかわいかったけどねえ。
事実上単なるチョイ役だった室井さん。出てきて30秒で(この映画での)役割が透けて見えた真下。棘があるようなキャラで出てきたのに大したことなかった……補佐官(小栗旬;役名わからない)。出る意味がまったく分からない木島。キャラ不明の篠原。「捜査ってゲームより面白いじゃん」という発言はあまりにもイタイ新人刑事(和久さんの甥っ子じゃない方)。

ストーリー自体は、いま思い返してみるとなかなか面白い話だったはず(事件の黒幕が実行犯を操る方法なんて、なかなか「踊る大捜査線」っぽい面白い設定)。なのに見ている最中にはまったくその面白さが感じられなかったのは何故ですかね。
結局、登場人物がたくさんいるのにみんな薄っぺらだから、昔からのキャラクターが出てくるたびに「この俳優さん老けたなあ」と現実に引き戻されてしまったのが敗因かも。

踊る大捜査線」シリーズのDVDを大人借りしてぜーんぶ見た後で、眠くて頭が回らない状態で最後に見るくらいがちょうど良いかも。